ミシンで描く中川彩香さん
つくり手を紹介
ミシンで描く、とはどういう感覚なのでしょう?

このインコ人形(ブローチ)は、ミシンで絵を描く、中川彩香さんの作品。
GWの前半、葉山芸術祭にて、自宅土間ギャラリーへお邪魔しました。
(土間って好き!あの微妙な位置づけの感覚がタマラナイ)
しっかりとした帆布に、アクリルで着色、さらにその上から色とりどりの糸でミシンがけしてあります。
その中に綿が詰められプクプクしてます。
たぶん、手にとった誰もが思うんだけど、
「あれれ?ミシンって、こう、布を回転させるから・・・」
そう、ふつう絵を描くときは、キャンバスが定位置にあるんだけど、ミシンの場合、糸が定位置で、キャンバスを動かすことになる。

見慣れた顔が、逆さになると、冗談みたいに違って見える。
逆さブラ下がりしない私たち人間は、別角度の視点に、弱い。
中川さんはきっと、縫い描きながら、斜め52°からの、85°からのインコの愛らしさを楽しんでいる。
そして完成してはじめて正面から見て、「あらぁっこうなった」とまた楽しむのでしょう。
あるていどの偶然が加わって出来上がった表情は、何だか思慮深げで、ご対面しながら私も、グルグルと、回してしまうのです。
ほかに、鮮やかな花や蝶、野菜や果物やキノコ...と、一つとして同じ表情のない、動植物モチーフがいろいろ。
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▲ 先月発売された、オズマガジン別冊『女の話し方・聞き方大特集』
表紙は中川さん。

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