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【金沢】薬屋花屋・木造3階建て・21世紀美術館

3日目。能登から金沢へ戻る。
行きは能登半島の西岸、帰りは東岸、海に沿った国道160号を通るルート。行きも帰りも"すぐ左に日本海"を楽しめていいですよ。

( >能登・金沢旅行 最初の記事

建物の魅力に誘われた2軒を。

チョビを連れてプラプラしていたら見つけた、「局薬ミヅイ」の渋い建物。

いい色だな〜と思って近づくと、窓際に、かわいい透明の切り子グラス。時代を感じる小棚に並んでる。ガラス戸に光が反射して、殆ど中の様子が見えない。漫画みたいだなと照れながら戸に張り付いて覗くと、どうやら薬局じゃなくて...お花屋さんみたい。

てシチュエーションに喜んでたら、いきなり中から現れたお店の人が開けてくれて、入ってビックリ。

天井まで届く、巨大な薬棚!
絆創膏、とか何たら薬、などラベルもそのまま貼ってある。
引き出しをちょいちょい出して、いびつな形の瓶に淡い色の花。粋だねー...
写ってないけど、右にはガラス越しにパーッと明るい調合室も。

薬局の建物をそのまんま生かしたお花屋さんでした。

「直射日光が入らないけど明るいこと、湿度の調整ができる漆喰壁であること。薬局の建物って、花屋にピッタリなんです」とオーナーさん。
薬と花。気付かなかった共通点...でもお花にピッタリの環境って...すなわち人間にも最高。
すごく明るいのにまぶしくなく、爽やかで絶妙な光加減がとっても気持ちいい。

明るい天井から伸び下がる枝には、いかにも自然なポーズをとった薄茶色の小鳥がたくさん。オーナーさんが、公園で小鳥たちを観察しながら、粘土をコネコネ制作しているそう。

結局「イヅミ薬局のお花屋さん」としか分からず、後で調べたら、<花のアトリエ こすもす>。
金沢のアートシーンではかなり有名なお花屋さんみたいです。


選び抜いた切り子グラスをかかえ、静かな商店街っぽい通りへ折れると、こんな建物が。

大きい。
こんなに古い木造3階建てって、あまり見たことがない。

鍋焼きうどんに治部煮定食...に後押しされて覗くと、ずっとここで暮らしてます〜って感じのおじいさんとおばあさん。
「インコと一緒でもいいですか」と聞いたら、すっごくツボ押しちゃったみたいな顔。中へ入って納得、カゴに入った陽気なスズメが二羽。

<たきや>さん。
この大きなお宅に驚いてスズメの子も足を滑らすのか、巣から落っこちたヒナを2回も助けたんだそう。
野鳥であるこの子たちを晴れて育てるまでのお役所まわり話に始まり、旬菜をうまく使う金沢料理の秘密、この商店街の道の特長、おじいさんの人生、近江町市場の裏話、...絵に描いたようなおしゃべり好きおじいさん。

ここの治部煮は、ハフッとトロトロで、特に筍の柔らかさと甘みと食感がビックリで、本当に美味しかった。...と喜ぶとまた、この筍は自宅で採れたもので、掘ってから出すまでのベストなタイミングは...と、筍談義が聞けます。


チョビをホテルに置いて、金沢21世紀美術館へ。
いつも何らかの催しをやっていて、むっちゃ楽しい無料ゾーンがいっぱいで、視線が通るから「あそこはここは?」と気になっちゃう、愛され美術館。

この日は、外周に沿ってアートイベント、それから昨年 日比野克彦氏が沸かせた明後日朝顔プロジェクトの、100万粒の種(!)をヒントにしたワークショップなどが楽しまれていました。
集いの場としてもこんなに愛されて、建物冥利に尽きるでしょう?、まるびぃ。


  • 有名な不思議プール。下から

  • プール上から。大人気ですね

  • タレルの部屋。人がどれだけいても本当に静か。

  • 見るからに、そして実際に、とっても座り心地がいい

  • 金沢市民が羨ましい。ここで毎日読書したい。

  • どこもかしこも「向こうへ行ってみたい」と思わせるつくり

ここのキュレーターさんたちはみな、すぐ話しかけてくれるので、館内ではとりあえず、思ったことや疑問を誰にともなくしゃべってみるといいです。


クルクルクルクルして円い美術館を後にし、界隈で加賀指貫に感嘆し(指輪にするの、とてもおしゃれだと思う)、片町ら辺をプラプラし、行き着いたのは、<とんバラの宇宙軒食堂>。。。豚バラや野菜を鉄板でジュージュー焼いてくれる超B級グルメをお好みの方には、これ以上なくオススメです。。

用水の街、金沢。
町中に、用水路と言うよりは小さな川という感じに、豊富な水がドドドーォッと流れています。犀川から用水路につかず離れず歩いていくと、駅周辺まで戻れました。歩き(ベストは自転車?)サイズの街です。

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