パンチで描く山口由希子さん
つくり手を紹介
パンチって、げんこつじゃなく、穴開けパンチ。
紙に直径2ミリのパンチをひたすら打ち続けて ものづくりをする、山口由希子さん。
昨年末に、大阪は中崎町のギャラリーでお会いした、紙の作家さんです。

パンチ穴を連続させてくり抜いていくのです、その線、ギザギザというか、ピロピロというか、ブワブワというか...ちょっと表現しがたい、同じ形は二度と出ない独特の線。
遠目に見ると、その輪郭がとても優しくて、不思議な感じ。
発想の豊かな人で、中崎町では、二度嬉しいアクセサリーカードを紹介されてました。
メッセージカードにモチーフがはまっていて、受け取った人がそれをペリペリと切り離してピアスとして使える。
もちろん、そのままカードとして持っておいてもいい。というもの。
5月5日、今度はスパイラルのSICFにて。
今回の展示は、「ジンベイザメの歯」をイメージした、これまたアイデア作品。
ンガァ〜〜っと口を大きく空けてプランクトンを一気飲みするあのジンベイ、なんと、その歯は【2ミリ】ほどしか無いのだそう!
そして、それらは繰り返しポロポロと生え変わり、一生の内に、【2万本】もの歯が生え変わると。

2ミリ穴で象った紙のアクセを、キャッチの無いピアスのように仕立て、服にたくさん挿す。
動いたらジンベイの歯のように取れちゃうかもしれない、はかない紙のアクセサリー。

そんな風に制作された大作が三種類、実物と拡大写真とで展示されていて、印象的な空間になってました。
写真になると、不規則な輪郭やパンチ穴の作る影がとても神秘的で、「こ、この写真は...す ばらしい」と、ひたすら感心している芸大学生さんがいましたね^^
山口さん、パンチの原点は、「ミシン線」だそう。
更に小さいねぇ・・・あの連続する線が好きだと。そして、お菓子の袋をペリペリと開く瞬間も好きで・・・
「パンチを連続させてペリペリと2つに切り離す」という技法に至ったの、納得。
でも腱鞘炎とか大丈夫なのかしら^^;
先日の9brandさん然り、「動物に学ぶ」デザインには、一瞬の驚き以上の、継続して心に残る魅力を感じます。

◆ コメント:
* syoka_kana:
SICFで由希子さんとお話させていただいた
書家かなと申します^^
由希子さんの作品、素敵ですよね~@^^@
2008-07-18
* asami:
かなさん、はじめまして
存じ上げています!
由希子さんとのコラボ作品、新鮮で素敵だなあ〜と思っていました。
どちらもグラフィックの視点を持たれていて。
わたし自身、文字にとても興味があるので、これからもよろしくお願いします。
2008-07-22