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ひなげしはポピーで虞美人草

長実雛罌粟(ながみひなげし)の花


ひなげしの花。

ヒョロヒョロ細い茎のてっぺんに、
ふくよかな丼形。
お顔だけ知ってたのが全身を見たら「...華奢ですね!」なアンバランスバディ。


最近、道端に、よくいませんか?
淡めオレンジに薄い花弁の、野生ひなげし。

「長実雛罌粟(ながみひなげし)」
というそうです。


うちの庭にも何本か、ヒョロンといます。
今は雨で花びらが落ちてしまい、ヒゲヒゲのつぼみと、ツルツルの実ばかり。

実が熟してない段階で中を覗いたら(ゴメンナサイ)、シシャモみたいにギュンギュン白くて細かい種が、ネットリと詰まってた。


道端の「長実雛罌粟(ながみひなげし)」のことを思い出したのは、もちろん、先日の悲しいニュースにつられて。

ポピーの花畑...ケシでした あわてて焼却 茨城の河川敷

ポピーの花畑をつくろうと種をまき育ててみたら、ケシだった----。茨城県下妻市などが主催して24日から始まる「小貝川フラワーフェスティバル」会場に、法律で栽培が禁じられているアツミゲシがあることが13日分かり、市職員とボランティアら約100人があわてて手で抜き、焼却処分にした。

・・・焼却!!
そりゃ、いろいろ考えると、しかたない。
けど、ここまで育ったケシの花たち、ここまで育てたボランティアの人たち、のことを思うと、やるせない悲しさが拭えない。
雲南省のジイサマたち、平和な顔してタバコ代わりに吹かしてたけどなーーー......(失言?)。


ところでこのニュースを見て、「ポピーとケシって...違うの?」とか「ケシの実って...やっぱ麻薬なんだぁ?」とか、はてなマークが脳内を渦巻いてる人、多いんじゃないでしょうか。
私はとっても渦巻いたのですが。

渦巻いた人、
こちらの雛罌粟(ひなげし)のページに、とても詳しく書いてありましたヨ。

堀文子・俵万智画歌集 ポピーの花

▲『愛の季節--堀文子・俵万智画歌集』より、堀文子さんの描く一面のひなげし


"ポピー"は、イコール"ひなげし"。
アヘンの原料になる薄紫色の「アツミゲシ」と同じケシ科ケシ属だけど、アヘンのとれない安全でカラフルなやつらのことを総称してるみたい。花色は赤やオレンジや黄色、白。
フランス語で"コクリコ"、スペイン語で"アマポーラ"。( 鎌倉に<コクリコのクレープ>というお店があって、ずっと、「ココリコのクレープ」と思ってた昨年...)

そして心配な?ケシの実は、やっぱりアヘンの元となるケシの実なんだけど、アヘンになる成分は含まれていないそう。

ながみひなげしの未熟な実を覗いたら、種がトロッとしたのに包まれていたけれど、ケシのそれにあたる「トロッとした樹脂」を加工したのがアヘンで、そのトロッは実が熟するにつれて無くなる。だからあの黒い粒々ができた段階で、アヘンの元はいなくなってる。

じゃああの、(大好きなクアアイナでバーガー食べると無数にこぼれる)ケシの実を栽培すれば......?なんてことにもならず、食用のあれらは熱処理されていて発芽しないそうです。そういえば、「それでも中には発芽するやつがいるかも」と、無数のケシの実をひたすらふやかしていたどこぞの先輩が......(失言2回目?)


ふむ、悲しいニュースでしたが、いろいろと勉強になりました。


「鬼ゲシ(オリエンタルポピー)」と呼ばれる真っ赤なポピーは、KENZOフレグランスのパッケージに描かれたものがすごく印象的。
いま FLOWER BY KENZO という、サイトいっぱいに鬼ゲシを咲かせるプロジェクトをやってます。

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