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現代アートの住み心地 そして 水の茶室

週末、六本木の住宅展示場に行きました。
......まさかまさか、六本木に居宅を構え...ようなんてハズもなく。

団・DANS/DANDAN の The House展 現代アートの住み心地 (〜5/29)

モデルハウス4棟、玄関もキッチンもトイレも居室も階段も窓もお風呂も洗面所も床下も天井も ... めいっぱい使って、アートの展示が楽しめる企画です。

エントランスより
▲「お邪魔しまーす」でサンルームの東京タワー(材料は携帯電話)が見えたり


総勢60名もの作品が展示されているので、その作家さん一人一人の世界観は薄まるものの、「現代アートにのめり込んだ誰かのおうちにお邪魔した」感じが一風変わってて面白かった。

壁一面に合成ぬいぐるみの顔が並んでいたり、ひょいと階上を見上げるとニヒルな小人がこちらを伺っていたり、巨大ピンクの蜘蛛の巣のようにほどけたシュミーズの糸が室内に巣を張っていたり、「○○(ないしょ)」と大きく刺繍されたのれんをくぐってトイレに入ったり......アートって、こんなにも日常に入り込めちゃうんだなあと感じます。「飾ら」なくても、一緒に住めるんですね。

洗面所の鏡に、耳の形にうねった枝を貼り付けてあるの、それが鏡の中に映ったのと合わさってハートに見えるんですが、真似したいアイデア。

あと、これは元々の展示場のものだと思うんですが、真っ赤なゼラニウムが、鈍い赤の"造花"ゼラニウムと一緒に、プランターに植えられていました。イメージ伝わるかしら...生と静が同居してる、不思議な感じで、思わず何かのメッセージを受け止めてしまうような。実は一番印象的だったりして(!)。


それから、少し歩いて乃木坂の<ギャラリー間>にて、茶室。

杉本貴志展 水の茶室・鉄の茶室 (〜5/31)

杉本貴志展 水の茶室

これ、水の茶室。
シャッタースピードが長過ぎて破線が並んで見えますが

杉本貴志展 水の茶室

こんな風に、無数の金属線が茶室をグルリと囲んでいて、そこを水の玉がツツツツツーッとえんえん流れ続けている。
そのツツツツツーッが、結構ゆっくりで(もしや水じゃない高粘度の液体?)、あんまり他で体験しない速度感なもので、ちょっと変な気持ち。

周囲を無数の縦線で覆われて、そこを一斉に、丸いビーズ玉がゆっくり下降していく感じ、イメージしてみてください。
吸い込まれていくような、頭が自然と下がっていくような、視界のどこにも焦点が定まらないような......こんな異空間でお茶のお手前できるのかしら!?なんて要らぬ心配まで。

その場を離れたときに、平衡感覚が失われた感じにフラついてしまったのがおかしかった。
(ミッドタウンにも、同じ仕組みの水玉伝いオブジェがありますが、降下スピードや玉になり具合が全然違います。こちらはシャビーッって感じ)

杉本貴志展 水の茶室
▲鐵の茶室。水より鐵がはるかに「静」と見えました。


どんな空間で日々過ごすか、それによって、インスピレーションや思考の流れってずいぶん変わるでしょうね。
ちょっとした仕掛けや工夫を日常に盛り込むこと、考えてみたくなりました。


いきなりドシャ降りで、走って避難したミッドタウン。巨大な和紙太陽がまぶしかった。

ミッドタウンの巨大和紙
▲和紙アーティスト堀木エリ子さんの巨大な一枚漉き和紙。雨の日で少しうねっていた。

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